こんにちは。Haana事業部のメグミです。
今日はケララ州のお祭り行事の時に食べるSadya(サディア)というものを、ご紹介してみたいと思います。
Sadya はケララの言語マリアラム語で”ごちそう”という意味。
すでにケララに来られたことがある方は、このサディア、ご存知かもしれません。
でも、レストランでいわゆるランチミールスというものを食べたことがある人は多くても、
このサディアを食べる機会があった人は多くは無いかもしれません。
食べる機会があるのは
前のブログにも紹介しましたが、4月はVishu(ビシュー)という新年をお祝いするお祭り。
そして、8月終わりから9月にかけてのお祭りOnam(オーナム)。
後は、ヒンズー教スタイルの結婚式に参加する時になると思います。
そして、基本的にはSadyaはベジタリアン食になります。
ヒンズー教徒のノンベジタリアンも、こういったお祭りの際はこのベジタリアン食のSadyaでお祝いをします。
ムスリムやクリスチャンスタイルの結婚式だとまた食事も違ってきます。
割合ではムスリムやクリスチャンは圧倒的にノンベジタリアンが多いので、クリスチャンの結婚式だと
美味しいチキンビリヤニがメインのごちそうになったりと、宗教の違う結婚式に出ると、色々スタイルが違って
面白いです。結婚式についてはまた別の機会にお話ししますね。
一般的なサディアというものはこの画像のような内容になります。


カレーのバラエティがたくさんありますね。しかもこれ全て、ご飯と混ぜながら食べるので、「ご飯をどのくらい食べればいいんだろう?」「一体インド人はどれだけ米を食べるんだ?」って思ってしまいますね。(笑)
私もいまだに毎回思いますが( ゚д゚)、その通り!ご飯をよく食べるんですよ。
日本のいわゆる和食懐石コースやおせち料理などと比べると、ご飯の量が圧倒的に違いますし、おかず単体で楽しむものが無いことに気づきます。
ただ、ケララのお米は日本のお米よりも軽いので思ったよりもたくさんお米は食べられます。
しかもベジタリアン料理なので、(気をつければ)そこまでお腹がもたれることもないと思います。
メニューを見ると
ランチミールスでもお馴染みのサンバル、ラッサム、アビヤル、トーレンの他に、プルシェリ、エリシェリ、パッチャディ、キッチャディ、オーレン、ジンジャーカレー、などなどたくさんのカレーが。
北インドと大きく違うのは、ふんだんにココナッツが使われるのと、バターミルクをよく使っているところでしょうか。
実は正式には食べる順番も決まっていたりします。
食べるポイントは、
・全部のカレーが食べたいならちょっとずつ。
・辛いのが苦手なら先に甘めの辛味の弱いものから食べる。
・バナナやバナナチップスは食べなくても良い。
・パパダムは最後に残して、パイサム(デザートのお汁粉みたいなもの)と混ぜて
食べると美味しい。
最後にお腹いっぱいになったら、お皿代わりのバナナの葉っぱを2つに折って、
「もう十分です」と
いうサインを出します。そうでないとどんどんお代わりが来ちゃいます。
最後に1つ。マリヤラム語講座。
お腹いっぱいなのに、お代わりの人がサーブしに来たら、こう言いましょう〜。
「マディ」
”もう十分です”という意味です。「マディ、マディ」って繰り返してもOK。
ちょっとご飯を追加したい時は、
「コルチュ、マディ」
”ちょっとだけで十分です”
ケララに来た際は、ぜひ使って見てください。
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